「わたしのすべて」でお客様の理想を叶えるデザインを

anais
久留米市田主丸町野田1679-1
■代表者: 田中 杏奈
■創業: 2023年1月9日
 
■TEL: 080-8392-2044

事業内容

福岡デザイン専門学校を卒業後、デザイン会社で大手商業施設などのポスター・チラシ制作、CMディレクションなどを担当。2023年に独立し、名刺・チラシ・広告・ポスター・ロゴなどのデザインだけなく、必要に応じて印刷物の納品まで一貫したサービスを提供する。

About us 会社概要

「どう表現すればターゲットの心に響く?」を突き詰める
時にほんわかとした心なごむタッチのデザインで見る者の心をつかみ、ある時にはスタイリッシュなデザインでターゲットへの訴求力を高める――。
クライアントの要望に合わせる卓越した技術とデザインセンスで、広告やポスター、ロゴデザインだけなく、名刺やチラシなど印刷物の納品まで一貫したサービスを提供する「anais」の田中杏奈さん。本格的にこの道を志したのは、芸術科のある高校に進学し、デザインを専攻したのがきっかけでした。どう表現したらターゲットに届くのか、顧客に喜ばれるのか。デザインの力に魅了され、卒業後は大手商業施設などのポスターやチラシ、CMなどを手がける制作会社に就職。デザイン案の打ち合わせから、制作・納品まで全工程にかかわり、経験を積んできました。
自分だけが理解できるデザインや自己満足のデザインは、ターゲットには響かない。見てもらうお客様や企業様に納得してもらわないといけない。そう学んだ田中さんは、転職でさらにキャリアを重ねます。フラワーショップを経営する会社で接客をしつつ、季節のイベントに合わせたチラシやショップカード、店頭ポップ、サイトのデザインなども手掛けるようになりました。

責任を持って、顧客のために考えたデザインを世に出したい
そのうち、コロナウイルスが猛威を振るいはじめ、働いていたフラワーショップが影響を受けて残念ながら閉店。もう一度、どこかデザイン会社に勤めるか、夢だった独立に向けて動くか――。考えた田中さんは、開業する気持ちを固めました。地元・田主丸町に戻り、「いつか独り立ちした時に」と考えていた屋号をつけ、2023年1月に開業届を提出。田中さんの名前「anna(杏奈=あんな)」に、「私が手掛け、私のセンスやデザインの全て」という意味を込めた「is」を組み合わせ、「anais(アナイズ)」という名で活動を始めました。
不安はそうなかった、と田中さんは言います。周囲に起業している友人もいたため、相談しやすい環境でした。また、そういった友人から刺激を受け、「今のうちに頑張ろう」と気持ちを後押しされたそうです。あれから約1年。「早いうちに独立しておいてよかったです」と、田中さんは笑顔で振り返っていました。




Founding 創業計画

田主丸町で起業したきっかけ
田主丸町にはデザイン会社がなく、気軽にデザインを頼める環境がありませんでした。チラシやパンフレットなど、何かを作りたいという思いはあっても何から始めればいいかわからない、と困っている人も多いと思い、地元で起業することを考えました。

創業計画書をつくりながら学んだこと
2022年11月中旬から、母の紹介で田主丸町商工会に相談。ターゲットを絞って宣伝する方法や仕事の順番、これからやっていくべきことが明確にわかり、勉強になりました。SNSでの宣伝が強いことも数値で見てしっかりと学べた、とてもためになりました。

今後の展開について
SNSでの発信はもちろんのこと、ターゲット層はあまり幅広くし過ぎずに、自分のデザインに合ったクライアント・ターゲットに絞ろうと考えました。また自分が好きなデザインだけではなく、お客様のご要望に応えたいと改めて思いました。

実際に開業してみて
事業内容が名刺、チラシ、ポスター、ロゴだけではなく、クライアントの要望に応じて広くなっていきました。フラワーショップでの経験を生かして、看板やのぼり旗なども手掛けています。SNSでの発信は実際のところ、毎日のように作品ができあがるわけではないので、頻繁には発信できず、今後の課題です。

Future その後の展開と未来への展望

人と人との繋がりで顧客を開拓
田主丸町で開業して以降、20~40代くらいの方からの依頼が多く入っています。知り合いの紹介、マルシェのイベントで出会った方、同じように起業する方……人脈は徐々に広がりを見せ、こういった繋がりで依頼が来るとは「最初は想像もしていなかった」と田中さん。名刺やロゴ、看板、チラシ、イラスト、結婚式のウェルカムボードやメニュー表などの紙媒体も手がけ、「私のデザインや絵を見て、気に入って、『この雰囲気でお願いしたい』『お任せしたい』と依頼してもらえることが本当に嬉しい」と話します。
田主丸町以外にも、福岡市内や佐賀県、筑紫野市と依頼されるエリアは広いものの、クライアントと顔を合わせる機会は、以前より段違いに増えたのだとか。「お客様に会ってデザイン案を見せ、楽しく話せるのがここならではの良さ。お客様も安心できると思います」と田中さん。直接会って話せ、人との交流が生まれる良い環境に変わったそうです。

任せられることの責任と、やりがい
なかでも忘れられないのは、開業後に初めての大きなプロジェクトでした。新規オープンするショップのロゴデザインと看板、名刺、ショップカードなど、店にまつわる販促物一式を任せてもらったのです。若いオーナーは中学校の先輩で、「20代で起業している方が少ないので、お互い何かあったら相談しましょう」と心強い言葉をもらったのだそう。この仕事がきっかけで、今でも一緒に食事に行ったり、プレゼントを渡したりと交流は続き、「忘れない思い出の一つです」と田中さんは振り返ります。
今後は定期的に依頼があるような仕事も獲得できれば、と意気込みます。たとえばフラワーショップで働いていた時に作ったメッセージカード。仕事相手もとても気に入ってくれた経験があるため、今後このようなカードを定期的に納品できないかと模索しているそうです。また、田主丸町ではイベントも多く、営業も兼ねてイラストを描いて出店することも考えています。加えて、今までの自分にないテイストのデザインや、SNS用の動画撮影・編集に、写真撮影……田中さんの夢はどんどん広がります。唯一無二の感性、「私のすべて」を注いだデザインとバイタリティで、自らのフィールドを広げ続けています。

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