いつでも誰とでも行ける!地元民の「行きつけのお店」
みんなのニーズを満たす地元の食堂、今度は地域銘菓を提案

溶岩石焼き食堂 波平
福岡県久留米市田主丸町秋成860-3
■代表者: 林 秀俊
■創業: 平成26年6月22日
■計画承認日: 平成29年12月31日
 
■TEL: 0943-72-4333

お肉がふっくらジューシーに!秘訣は溶岩の遠赤外線パワー

代表の林さんは、とにかく飲食が大好き。18歳の頃から美味しい店を食べ歩き、平成26年、念願叶って「溶岩石焼き食堂 波平」をオープンさせた。
看板メニューの溶岩石焼きでは、桜島溶岩のプレートを使用する。遠赤外線効果で肉の内側からじっくり熱を伝えるため、肉汁を逃すことなく、柔らかく焼き上げる。客がテーブル上のコンロで自分で焼くため、好みの焼き加減で食すことができ、多少焼きすぎても遠赤外線効果で肉は柔らかいまま。最後まで温かく、肉の旨味を最大限に味あわせてくれる。
溶岩プレートは厚いほど遠赤外線効果は高まるが、厚すぎると火が通るまでに時間がかかる。そのギリギリの厚さを調整した「波平」の溶岩プレートは、石屋さんに作ってもらうオリジナルの特注品。焼く前に油を引く必要がなく、洗う際の洗剤も不要、さらに煙も出ないと良いこと尽くめだ。
肉を美味しく焼けるうえ手軽に使えるとあって、この溶岩プレートを購入していく客は多い。「溶岩プレートとカセットコンロさえあれば良い」と、アウトドア好きからも好評を博している。

すべての人のすべてのシーンに応える、食のオールラウンドプレイヤー

豊富なメニューで、サラリーマンからお洒落女子まで大満足!
溶岩石焼きをメインに据えるが、豊富なメニューで客を飽きさせることがない。チキン南蛮や油淋鶏、唐揚げやレバニラなどの定食は、麦飯・味噌汁・漬物がおかわり自由。さらにカツ丼や親子丼などの丼もの、ちゃんぽんや担々麺などの麺もの、丸腸やハラミなどの鉄板定食と、毎日通いたくなるほどの充実ぶりだ。
小鉢やおつまみ、揚げ物や焼き物といった一品料理も幅広く取り揃えており、夜には居酒屋利用も多い。また女子会ニーズを取り込むため、お洒落メニューの開発にも余念がない。季節野菜のバーニャカウダやアヒージョ、オーブン焼きといった流行りモノから、パンケーキにハニートースト、パフェなど女子垂涎のスイーツも揃う。
年齢や性別、サラリーマンやカップル、女子グループに家族連れ…、すべての客層を受け入れて満足させる、類稀なる食堂だ。

少人数から大人数まで対応できる店作り
広い店内にはテーブル席に座敷、個室を完備。店内奥の個室は20名を収容できるスペースがあり、宴会や女子会にも対応できる。店内にはキッズスペースがあるため、子ども連れでも安心だ。
さらに別棟には、30名を収容できるカラオケ付きの完全個室「裏!波平」まで備えている。居酒屋のカラオケと、侮るなかれ。スピーカーの取り付け場所を何度も変更し、音の良さやその反響具合を徹底的に追求。完全防音のため声量を気にする必要もなく、利用客からは「歌っていて気持ち良い」「ここが一番!」との声もあがっている。




経営革新計画を策定してみようと思ったきっかけは?

アイデア自体は前からあったんですが、毎日忙しくて、ついつい動くのを後回しにしていました。
そのアイデアを経営指導員さんに話していたら、「経営革新を取りましょう」と言われたんです。
経営指導員さんの方でも、放っておいたら何もやらないだろうって分かってるんでね、経営指導員さんに背中を押された感じです。経営革新を取ったら、さすがに動かないわけにはいかないですから(笑)

経営革新計画の内容

Q. 新商品の概要と、その新規性を教えてください。
田主丸の特産品を使った名物の開発と、店の前でのコンテナ販売を考えています。
名物の開発では、カッパをモチーフにした焼餅「みのう焼き」と、田主丸のフルーツを使った「みのうソフト」の2つを商品化する予定です。
「みのう焼き」は、地元のよもぎを使ったよもぎ餅の中にあんこを入れて、香ばしく焼き上げます。カッパの皿をイメージした焼印を押して、カッパの里・田主丸をアピールするつもりです。地元の人に手軽に食べてもらって、町外への手土産にもしてもらえたら嬉しいですね。 「みのうソフト」では、ブドウやイチジク、柿など、地元の果樹農家で栽培された果物でフルーツソースを作ろうと思っています。
また、店の前の国道210号線は通行量が多いので、ここにカッパをイメージしたコンテナ販売所を設置する予定です。現在、近隣の会社には昼の弁当を配達しているのですが、その弁当をコンテナで販売できれば、通りすがりのお客さんも取り込めるかと思って…。
ここで「みのうソフト」を売ることで、ドライブ中の観光客にも気軽に立ち寄ってもらえればと考えています。

Q. 将来の展望は?
もともとは地域住民向けの食堂としてスタートしました。ありがたいことにオープンから4年目を迎え、地元の方々の間では店の知名度がだいぶ上がってきたという手応えがあります。
そこで今回の経営革新事業では、さらなるステップアップとして地元の方々だけでなく、観光客など新規のお客さまにも店をアピールしていきたいと思っています。
国道沿いという立地を生かし、コンテナ販売所は人々の目を引くカッパモチーフのデザインにする予定です。また田主丸には手土産にできるような名物がないので、「みのう焼き」を名物にすることで、地元以外のお客さまにも来てもらえればと思います。

経営革新計画を策定してみていかがでしたか?

Q. 策定期間中、どんな支援を受けましたか?
やはり、経営革新で先にゴールを決めてもらったのが良かったですね。飲食業は毎日が流動的で、日々の業務をこなすのに精一杯なところがあります。アイデアはあっても、なかなか実現のためには動けなかった。それを知っているからこそ経営指導員さんに経営革新を勧められたわけですが、ゴールを決められたことで動かざるを得なくなる。動くことで業者さんとのコネクションができ、さらに自分から動くようになる…。そんな感じですね。
経営指導員さんとは創業当初からの付き合いで、いろんなことを相談する仲ですが、話を聞いてもらうことが多いです。話しているうちに新しいアイデアが出てくることもありますしね。経営指導員さんがヒアリングして、形にしてくれる。文才があるので資料を作ってもらったり…、ありがたいですね。

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旨さと会話を提供する、自慢の逸品
時間がある時には、お客さまとコミュニケーションをとるようにしています。うちの人気メニューに「お客さまが焼くたこ焼き」というのがあるんですが、その上手な焼き方をレクチャーしたり、何かと話すことは多いですね。
お客さまに焼いてもらうと、お客さまと従業員だけでなく、お客さま同士の会話も増えます。これがうちの狙いなんです。食事に来ても、子どもがスマホやゲームに夢中というケースも多いんですが、一緒にたこ焼きを焼くと会話が生まれるんですよ。
たこ焼きを焼くって共同作業だし、美味しいとさらに会話が盛り上がる。それを狙って、誰でも美味しく焼けるように生地を配合している、うちの自慢の逸品です。

地域全体を盛り上げる!win-winのシステム作り
田主丸の中で、人々を巡回させるようなシステムを作れればと考えています。いろんなところを巡回することでお客さまには今以上に田主丸を楽しんでもらうことができるし、町の活性化につなげることもできる。うちにはマイクロバスがあるので、これを地域の方々に活用してもらいたいんです。
「婚活パーティ」で、田主丸を巡ってもらうのも面白いですよね。近くに大きな会社や病院があるので、そこで働いている独身者に向けて…。町外から働きに来ている人が多いので、このまま田主丸に根付いてもらうためのアイデアも必要と思うんです。

次世代も巻き込んで、地域の未来のために…
飲食業は忙しいからこそ、儲かる姿を見せることが大切です。頑張れば、ちゃんと儲けることができるんだと…。若い子が見た時に「自分もやりたい」と思ってもらえれば、田主丸に新しい店が増えますよね。そうして店同士が競争することで、お客さんに良い物を提供できるようになる。相乗効果でそれぞれの店の魅力が増していけば、それが地域の魅力になります。
ここ数年で田主丸にも飲食店が増えましたが、うちの売り上げは落ちていません。お客さんを取り合うのではなく、みんなでお客さんを呼べるようになりたいですね。